近年、新型車のボデー素材は更に強度を増しています。交換パーツの溶接部位にも1,500MPaクラスの超高張力鋼板が採用され始めています。

YSI-25EZ-Pの基本スペックは、最高出力12,500A、最大加圧力を760daN(YA-10)とし、自動車メーカーが要求する溶接条件を軽々とクリアします。またこのスペックを安定的に供給するため、通電経路の95％以上を水冷とし、1日に数台の本格的なパネル交換にも十分に対応できます。

電源を入れ、ワークの基準となる板厚をセレクトしてください。基本操作はこれだけです。

必要に応じて｢溶接強度｣や｢素材｣を選択します。

それだけで、機械にプログラムされている条件テーブルを呼び出し、自動的に加圧を調整し、設定された電流値を自動補正しながら確実に溶接することができるのです。

  ｢イージーセットアップシステム｣について

アーム交換は、先ず水冷ラインを外し、固定レバーを解除、45度回すとガイドに沿ってアームを抜くことが出来ます。

取り付けも同様の作業で、僅か全行程十数秒という短時間で終了します。

先端のチップも簡単に外せ、交換後、軽く加圧をかければチップは固定されます。

付属のバーコードブックに記載されている、板厚を基準とした素材別の条件テーブル及びメーカー車種別溶接条件の一覧表をご活用ください。

更に、バーコードシールを自動車メーカーの｢ボデー修理書｣などの溶接図のページに貼り付け、それを読み込むこともお勧めです。

尚、バーコード表やシールは専用ホームページから最新の情報をダウンロードすることが出来ます。

3段通電(3C波形)：

①最初の微電流で不純物を除去させると共に、

　母材を密着させます。
②母材間に小さなナゲットを生成させます。
③本電流によりナゲットを成長させ、溶接を完了します。

スプリング機構付水冷片面ガン(ｵﾌﾟｼｮﾝ)：

・スプリングで加圧力を安定させることで、
　溶接強度を均一化させます。
・3段通電時の各役割において加圧力が追従することで
　穴あきを防止し、理想の溶接強度を実現します。

水冷アース板(ｵﾌﾟｼｮﾝ)：

アース接続場所の母材損傷を防ぎ、安定した溶接電流を長時間確保します。

YSI-25EZ-PプレゼンPDF

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